・高尾山は、奈良時代、行基によって開かれた修験道の道場で、古くからの森がよく守られており、貴重な自然が残されていて都民のオアシスとなっています。
標高599bの山頂へは、通常はケーブルカーやリフトに乗り下車してから約1時間ほど歩きますが、今回は1号路から6号路、そして稲荷山コースまで7コースあるコースのうちの1号路を麓から歩いて登りました。
標高の低さを甘く見ていると、どうしてどうして、かなり長丁場の急勾配で大変なことが良く分かりました。というのは、「標高」とは地図上の高さを、「標高差」とは登山口と頂上との高さの差を言いますが、調べたわけではありませんが、この山は案外「標高差」が大きい山なのかも知れません。
頂上からは、富士山や、丹沢、奥多摩の山々、さらには新宿新都心の高層ビル群も見える筈でしたが、残念ながらガスっていて、麓の八王子市街が辛うじて眺望できました。
帰りは6号路と稲荷山コースを経て下山してきましたが、都内の山とあってさすがにすれ違う登山客も多く、挨拶だけで疲れてしまいました。