今日は秩父鉄道のウォーキングイベント「外秩父・大霧山から秩父の夏展望」に出かけてきました。日差しは左程強くなく、若干の蒸し暑さはあるものの、前回の炎天下のウォーキングに比べれば雲泥の差です。
秩父鉄道「黒谷駅」からバス3台に分乗して大霧山登山口で下車。全員が秩父鉄道のスタッフの先導の下、金魚のウンコのように列をなして大霧山を目指します。他の鉄道事業者系のイベントは受付を済ませると後は大体自由歩行になりますが秩父鉄道は違います。先頭、中間、最後尾にそれぞれ秩父鉄道のスタッフが付き、休憩の指示やコースの危険場所チェックや観光の案内までやってくれます。それはそれとして有難いのですが、自由な歩行が出来ないために、狭い山道で立ち止まって休んだり場所を変えて写真を撮ることも出来ず、今回の写真も全部が全部集団歩行中のものです。
大霧山は標高766メートルと低山ですが、登山口が標高200メートル程度ですから、その標高差500数十メートルと案外厳しい山登りです。山頂手前には案の定長い胸突き八丁の坂があり、今まで整然と並んで歩いていた金魚のウンコもいつしかバラけてしまいました。
山頂でも学校の遠足のように全員で昼食です。それぞれがそれぞれに仲間と会話を楽しんだり、一人物思いに耽ったり、風景に見惚れたりしながらしばしの休息を楽しんでいました。昼食も終わって汗も引き、山頂に吹き渡る風が涼しいというよりむしろ寒く感じられるようになってきたため、スタッフの号令の基、早めに下山することになりました。空には赤トンボも舞い栗の実もたわわに実り山にはもう秋が訪れ始めていました。
登山口まで下山すると、帰りは川下りで有名な「長瀞(ながとろ)駅」までバスで戻り散会しました。「長瀞駅」からは待つこと無く「西武秩父駅」経由「池袋駅」行きに上手く乗れたので、またしても缶チューハイで疲れを癒しながらの旅となる予定でした。ところが、途中の駅から小学生のグループが先生の引率の元に大挙乗車してきたので、教育上の配慮のため缶を隠しながらジュースの振りをして冷や汗を流しながら飲み続けたのでした。