数日続いた涼しい日々が嘘のように今日は蒸し暑い残暑の一日になりました。私の遅めの夏休み初日の今日は、東武鉄道のウォーキングイベント「越生(おごせ)七草めぐりハイキング会」へ参加してきました。
私は受け付け1時間半前には越生駅に到着したのですが、気の早い方々はもう既に到着していてスタンバイ状態です。私は受付開始まで駅周辺を散策していたのですが、戻ってみるとスタート地点は黒山の人だかり。狭い駅頭はさながらこのイベントに占拠されたようでした。余りにも人で溢れかえって周りに迷惑をかけるようになってきたため、受付時間を早め15分前にスタートの合図が切られました。
コースはそれぞれ秋の七草で有名な寺社を巡る12キロのほぼ平坦なウォーキングロードです。前述したように残暑のぶり返しでかなりむし暑く、スタート地点からベストを脱ぎ首にタオルを巻いての行軍です。
東山神社(ナデシコ)、ゆうパークおごせ(クズ)、虚空蔵尊(キキョウ)、大宮神社(ススキ)、岡崎薬師(フジバカマ)、龍台寺(オミナエシ)、如意輪観音(ハギ)と言うように秋の七草を一巡りで眺められるのが今回のイベントの売りなのでしょうが、如何せん各寺社とも植生の規模が小さく、まるで庭の花壇のようにこじんまりとしています。かつ、一部の寺社では今回のイベントの為に急遽前日に花を植えたという呆れた話も伝わってきて、唖然とすると同時に白けた気分になったのは私ひとりじゃなかったようです。
私は寺社に咲く花を愛でることは諦めて、秋の里山の風情を楽しむこととし、シャッターを切りつつのんびり歩みを進めたのでした。稲穂は黄金色に輝き、赤トンボは抜けるような青空を舞い、柿の実は色づき始め、いがが弾けて栗の実は地面に落ち、そこかしこに秋色が近づいて来ていることが実感できたのでした。
そうこうするうちに約3時間で踏破終了。再び越生駅へ戻り、駅頭で缶ビールで渇いた喉を潤し、早々と帰路についたのでした。
(編集後記)
本ページをご覧頂いている皆様が非常に多いことに気付きました。まだHP製作が未熟な頃の作品だけに、文章も写真も編集も稚拙極まりなく、見辛くて大変申し訳なく思っております。今後更に精進して皆様のご期待に沿えるHPにして参りますので、どうかご容赦願います。(2010/08/30)