本当に天気に恵まれません。富士山に限らず毎週週末は雨、雨、雨。今朝も土砂降りの中を完全装備で出かけます。今日はJR東日本と富士急のジョイントイベントで「迫力満点!
紅葉台からの絶景富士と太古の神秘青木ヶ原樹海」です。
今回は乗り換えの関係でJRを使わず、初めて中央高速バスで河口湖駅まで出かけました。始発便は満員でチョッと窮屈でしたが、煩わしい乗り換えも無く正確に8時55分に河口湖駅に到着しました。あれほど激しかった雨もあがり薄日も差して蒸し暑くなってきました。ただし、富士山はぶ厚い雲に覆われ全く望めません。
受付を済ませ、再びバスに分乗しスタート地点の西湖民宿村へ向かいます。車窓からは裾野まで降りてきた色とりどりの紅葉が目を楽しませてくれています。
まず、西湖民宿村から三湖台まで足を進めますが、いきなり急勾配のお出迎えです。標高差約300メートルを約50分かけて汗みどろになりながら登りきると、そこは西湖、精進湖、本栖湖の三湖と十二ヶ岳の山並みが、そして青木ヶ原の樹海が見渡せる絶景のポイントでした。幸い薄日も差してきて富士山の稜線もわずかに姿を現し始め、しばし神々しいその風景に見とれていました。
三湖台からはもう下りです。次のポイント紅葉台に足を進めますが、目を富士山に移すと、何と雨の日にしかお目にかかれない珍しい笠雲が頂上に出現しており、雨で良かったと知らぬ同士が笑いながら話を交わす場面もありました。
さらに下ると徐々に青木ヶ原樹海の中へ足を踏み入れることになります。一応遊歩道になっているので、例の陰湿な青木ヶ原のイメージは全くありません。途中「鳴沢氷穴」と「富岳風穴」に立ち寄り寒い思いもしましたが、約3時間のウォーキングでゴールしてしまいました。ゴール地点では主催者から「きのこ汁」が振舞われており、疲れた体を温めてホッと一息ついたのでした。
今回は、お名前も住所も存じ上げませんが、三湖台で写真を撮って差し上げた女性の方とお知り合いになり、所々で話を交わし、いつもの侘しい一人歩きじゃなかったのが嬉しい出来事でした。どうもありがとうございました。